老健医局 在宅・訪問医局

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在宅・訪問医局

在宅診療での医師の勤務内容について

「Cure」から「Care」へ

在宅診療では、病気を治すという概念「Cure」から、症状を軽減させ、患者や家族の負担を取り除き、支え見守っていくという「Care」の考えを持たなくてはなりません。
当然ながら、在宅診療で出来ることは限られていますので、これまで携わってこられた医療とのギャップに初めは戸惑われるドクターも多くいらっしゃいます。
患者やそのご家族と十分にコミュニケーションを取りながら、「Care」を提供していくために、ご自身の医療に対する価値観や思想の転換(パラダイムシフト)をしていく心構えが必要かもしれません。

訪問チーム

医師と看護師、場合によっては薬剤師がチームとなり、訪問します。
施設への訪問の場合、訪問先の看護師や薬剤師などともチームとなり、患者の療養管理を行います。役割を分散することで、医師への負担も大幅に軽減できていると言えます。

勤務体系

常勤・非常勤ともにニーズがあります。残業の無い場合がほとんどで、時短勤務などに対応している医療機関もあり、どこも、家事・育児やその他プライベートとの両立もやり易い職場環境であると言えます。
(訪問先の受入時間などの関係から、「09:00-18:00」や「08:30‐17:30」などの就業時間設定を行っている医療機関が多いです。)

コール対応

在宅診療を始めるにあたっての心配事の一つとして、患者さんやご家族からのコール対応を挙げられる方が多いですが、コール対応は大抵必要になるとお考えて頂いた方がよいでしょう。
(1日当り、1~2件のコールの所が多いです。)
但し、夜間や休日などのコールは当直医が受けたり、コールの1次対応を他職員(コールセンター)が行うなどの対応を行っている医療機関も増えておりますので、ご自身のライフワークに合った勤務先を探されるのが良いでしょう。

給与の相場

常勤

在宅診療の給与は一般的に高めに設定されています。
時短勤務(6時間勤務)や週4日勤務の場合でも、年収1,500万円の提示も珍しくありません。また、ある程度経験を積んだ院長職や核となる勤務医師としての採用の場合、年収2,000万円(週5日)を超える提示も多くあります。

非常勤

非常勤においても、給与が比較的高めの設定が多く、9時~18時の定時勤務で日給10万円の提示もまれにあります。

その他条件

年齢

患家の求めに応じて、年々在宅診療医師の需要が高まっています。
特に都市部での医師数が不足している状況の中、現状では年齢に関わらず採用されるケースが多くなっています。

求められる経験

全身的な不調を診ていく必要がありますので、ある程度各科目の基本的な知識が求められます。但し、専門的な知識よりも全体を把握することが大切となり、患者毎にご自身の専門領域にとらわれない柔軟な対応が求められます。
研修制度やサポート体制が整った医療施設も多いため、未経験でも不安なく携われるケースが増えています。
最近では、特に都市部において、皮膚科や眼科の専門医として専門の疾患を診るために派遣されるケースもありますが、まだまだ稀なケースと言えるでしょう。

求められる人物像

患者さんの大半が高齢者となります。
身体的にも精神的にも不安定になりがちな高齢者と接することが多く、より患者さんの話に耳を傾け、寄り添う診療が求められます。従って、社会的な意義ややりがいを感じて働けることが求められ、同時にその気持ちを持つことが在宅診療を長く続けられるコツかもしれません。